医学生ってやっぱモテるの?!

胃がんを抑える酵素「SHP1」を発見!胃癌抑制物質働きとは?

投稿日:

MAKIhappa15133812_TP_V

胃がんを抑える酵素「SHP1」を発見!その胃がんに対する働きとは?

 

東京大学は3月15日、ピロリ菌タンパク質の発がん性物質(CagA)を抑制する酵素として「SHP1」を同定したと発表しました。

またSHP1の発現が抑制されるとCagAの発がん活性が増強することも確認したと発表されました。

これは複数の日本人研究者からなるグループによる研究で明らかになったものです。

胃がんを予防できるなんて何となくスゴそうな感じはしますが、今回はこのSHP1について優しく解説するので、実際どれくらいスゴい発見なのかを感じて頂ければと思います。

 

胃がんってどんな病気?

 

胃がんは胃粘膜に発生する悪性腫瘍(がん)です。

胃粘膜は複数の層からなる多層構造を持っていますが、癌の浸潤が粘膜下層と呼ばれる層までにとどまるものを早期胃がん、固有筋層と呼ばれる層以下に浸潤が達したものを進行胃がんと呼びます。

胃がん発生の危険因子として食塩の過剰摂取やβカロテンの摂取不足が挙げられます。

ここ数年、胃がんによる死亡率は減少傾向にありますが、依然として癌による死亡の2位となっている病気です。




ピロリ菌と胃がんの関係は?

 

実は、胃がん発生の危険因子としてヘリコバクター・ピロリと呼ばれる細菌への感染が挙げられます。

これは一般にピロリ菌として知られている細菌で、口から侵入してヒトの胃粘膜に感染します。

ピロリ菌に感染した胃粘膜には炎症が生じます。

例えば手足の切り傷に感染が起こると赤く腫れて膿が出たり痛みを伴ったりしますが、ピロリ菌による胃での炎症も似たようなものだと考えて下さい。

このピロリ菌感染による炎症が長期間続くと胃粘膜の正常な組織が変性し、癌細胞へと変化することで胃がんが生じるのです。

 

SHP1はどんな作用で胃がんを防ぐの?

 

胃粘膜に感染したピロリ菌はCagAというたんぱく質を産生します。

このCagAはSHP2という物質と結合することで発がん作用をもたらしていると考えられています。

今回同定されたSHP1はCagAと結合する酵素です。

SHP1と結合したCagAはSHP2との結合が妨げられるので、結果として発がん作用が抑えられることになります。

 

まとめ

 

様々な種類の癌がありますが、人種によってその発生頻度に差がみられたりもします。

胃がんは私たち日本人にとって頻度の高い癌の一つといえます。

その発生メカニズムはいまだ未解明な部分が多く残されていますが、今回のような研究が積み重なり、胃がんで苦しむ人がいなくなる日もそう遠くはないかもしれませんね。

 

-医学生ってやっぱモテるの?!

Copyright© 深いいねブログ♪ , 2019 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.