「知っているようで知らないストレス!意外と知られていないストレスの種類とは?」
現代社会はストレス社会であるとも言われています。
日々の生活の中でストレスを感じていらっしゃる方も多いことでしょう。
ところで、「ストレス」って具体的には何を指しているのでしょうか?
「家のローンがなかなか減らない!」とか「職場の人間関係がうまくいかない」とかいくらでも例は挙げられそうですが、
体の中で科学的に何が起きているかを知っておくのはストレスに対処するうえで何らかの助けになるかもしれません。
今回はそんなストレスについて詳しく解説します。
・ストレスの定義は?
日本語で「ストレス」と言う場合には精神的な苦痛、負担を指すことが圧倒的に多くなっています。
もちろん、精神的ストレスもストレスの1種であることに違いありません。
しかし、本来「stress(ストレス)」とは精神的なものにとどまらず、
肉体的・物理的なものも含んだ概念なのです。例えば人体にとっての物理的なストレスとして、
極度の暑さや寒さが挙げられます。
今の時期だと朝、布団から出るのがつらいですよね。
これは精神的なストレスのみならず、
寒さに対する肉体的なストレスも加わった現象だといえるでしょう。
・ストレスが体に与える影響は?
では、精神的ストレスが生じた場合に人体ではどのようなことが起こるのでしょうか。
精神的なストレスが生じると、血液中のコルチゾールというホルモンが増加します。
実はこのコルチゾールは肉体的なストレスがあるときにも増加するホルモンで、
例えば空腹時などにも分泌量が増加するんです。
つまり、精神的ストレスと肉体的ストレスに対する体の反応には共通している部分が存在するということです。
・ストレスに上手に対応するには?
前の項で「精神的ストレスと肉体的ストレスに対する体の反応において共通している部分がある」というお話をしました。
この事実からは、次のような推論を導けることになります。
つまり、「精神的なストレスを感じたら、肉体的なストレスを感じた時と同じように対処する」ということです。
お腹がすいたとき、どうすれば空腹というストレスから逃れることができるでしょうか。
もちろん、何か美味しいものでも食べることです。
最近睡眠不足だと感じていれば、週末にいつもより長く寝たりします。
このように肉体的なストレスへの対処は、私たちが日々無意識に行っていることでもあるのです。
精神的ストレスにも同じように対応してあげましょう。
「最近ストレス多いな」と感じたら、お腹がすいたり睡眠不足だったりするときと同様に対処してやればいいのです。
つまり、足りないものを補ってやりましょう。
見れていなかった映画を見るでもよいですし、行きたかった場所に遊びに出かけるのもよいでしょう。
ココロに足りていないものを補充してやることが精神的なストレス解消となるのです。