「野党5党が共闘ってどういうこと?やさしく解説します」
先日、野党5党が安保法廃止と今夏の参議院議員選挙にむけて共闘していく方針を発表したことが各種メディアで報じられました。
安倍首相に対立する政治家たちが「共闘」、すなわちともに力を合わせて活動していくのだろうというのは何となく分かりますが、
具体的に何をどうするのかと問われるとなかなか説明しづらいですよね。
今回は野党5党の共闘について説明していきます。
・現在の与党、野党はどうなってるの?
まずは現在の与野党の勢力図についておさらいしておきましょう。
ご存知の通り、現在与党として政権を担うのが安倍総理をトップとした自由民主党です。
また、創価学会を母体とする公明党も連立与党として加わっています。
上に挙げた自由民主党と公明党以外の政党はすべて野党となります。
最近は新党の立ち上げや消滅が盛んなので、こんな政党があったのかというような野党も結構いたりします。
今回のニュースで話題になった野党5党とは、
「民主党、維新の党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたち」の5つを指しています。
・「野党が共闘」って具体的に何をするの?その1
それでは、「民主党、維新の党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたち」の野党5党は
いったい何をしようとしているのでしょうか?
以下、2つに分けて説明します。
まず1つが、昨年の秋に成立した安全保障関連法の廃案です。
安保関連法案に関しては大規模なデモや若者たちによる政治活動グループである「シールズ」でかなり話題になりましたよね。
安全保障関連法案についてはかなりの議論がありましたが、結局可決されています。
野党5党はこの安保関連法の取り消しを目指しているのです。
・「野党が共闘」って具体的に何をするの?その2
2つ目は今年の夏に行われる参議院議員選挙で一緒に戦い、自民・公明両党の大勝を防ごうというものです。
現在の与党は議員数、つまり勢力としてはかなり安定しています。
逆に野党は小規模な政党が乱立しているため、野党が個々に戦ったのでは与党の勢力に対抗できないという実情があるのです。
ですから、小規模な野党が結束して与党に対抗していこうという流れになっているんです。
・まとめ 野党5党が共闘ってどういうこと?分かりやすく解説します
いかがでしたか?「野党5党が共闘」のニュースについて理解していただけたでしょうか?
ごくごく単純に述べるならば、1党だけでは非力な各野党が、協力して強大な自民党・公明党連立政権に立ち向かうという構図で間違っていないでしょう。
どの政党が政権を握るかというのは私たち国民の生活に直結する重大事項です。
野党の動きについては今後も注目していく必要があるでしょう。