「身体を温める食材」で、身体の中から冷え対策を!
私たちは今、自由に多彩な食材を手に入れることができます。
それらの食材は「身体を温める食材」と「身体を冷やす食材」に大
別されることをご存知でしょうか。
つまり、身体を温める食材を積極的に摂るようにして、冷やす食材
を控えめにすれば、身体の中から冷えを改善していくことが可能なのです。
ぜひ、あなたの食生活に取り入れてみませんか?
【「身体を温める食材」と「冷やす食材」の特徴】
一言で食材と言っても、主食となる穀物をはじめ、肉や魚、野菜や
果物など様々なものがあります。
しかし「身体を温める食材」と「身体を冷やす食材」という観点か
らみると、共通する原則的な特徴があるのです。
○身体を温める食材の特徴
・色が濃い
・寒冷地で収穫されるもの
・寒い時期に収穫されるもの
・水分をあまり含まず、固い
・煮るのに時間がかかる
・塩気がある
・地下や海底で育つ
・精製されていないもの
○身体を冷やす食材の特徴
・色が白っぽい
・亜熱帯や熱帯が原産地のもの
・暑い時期に収穫されるもの
・水分が多く、やわらかい
・加熱するとすぐやわらかくなる
・地上で育つ
・精製されているもの
スーパーなどで手に取った食材が「どちらになるのだろう?」と思
ったら、上記の特徴を思い出してみてくださいね。
【身体を温める主な食材について】
それでは、具体的な「身体を温める主な食材」をご紹介します。
○穀物→もち米・ひえ・あわなど
○豆類→いんげん・黒豆・納豆など
○野菜→からし菜・高菜・しそ・にら・にんにく(にんにくの芽も)・
ねぎ・ふき・れんこん・山芋・よもぎ・かぼちゃ・唐辛子・
らっきょう・しょうが・玉ねぎ・人参など
○きのこ→まいたけ・ひらたけ・マッシュルームなど
○海藻→わかめ・ひじき・海苔など
○肉類→鶏肉・羊肉・レバー(鶏・豚)
○魚介類→たい・いわし・ぶり・鮭・うなぎなど
○果物→あんず・さくらんぼ・ざくろ・桃・ネーブル・きんかん・ドライフルーツ全般
○飲み物→紅茶・赤ワイン・日本酒など
○その他→黒砂糖・黒こしょう・味噌・塩・しょうゆ・麹(こうじ)・山椒・シナモン・梅干し・漬物など
【身体を冷やす食材について】
身体を温めるのとは逆に、冷やす食材についても触れておきます。
ただし塩漬けやぬか漬け・発酵や天日干しなど加工したものは性質
が変わりますし、加熱すればそれほど心配はいらなくなるものです。
全く摂らないのも栄養のバランスが悪くなってしまいますので、
あくまでも「摂りすぎない」ことを心がけましょう。
○穀物→大麦・小麦(小麦粉も)・そばなど
○豆類→緑豆(緑豆でつくられた春雨も)・大豆(豆腐も)
○野菜→アスパラガス・セロリ・レタス・ほうれん草・きゅうり・みょうが・ごぼう・たけのこ・ふきのとう・大根など
○肉類→ハムやベーコンなどの加工品
○魚介類→くらげ・まぐろ・かまぼこやちくわなどの加工品
○果物→オレンジ・グレープフルーツ・みかん・柿・バナナ・すいか・梨・メロンなど
○飲み物→牛乳・コーヒー・ビール・緑茶・麦茶など
○その他→白砂糖・酢・白こしょう・バター・卵白・ウコン(ターメリック)・はっか(ミント)など
まとめ 「身体を温める食材」で、身体の中から冷え対策を!
いかがでしたか?もしかしたら意外に思えるものもあったかもしれませんね。
そもそも、寒い土地で収穫されるものは身体を温め、暑い土地で収
穫されるものは身体を冷やすというように、食材は人間の身体にと
って「理にかなった」ものだったのです。
ぜひその「恵み」を上手に頂き、健康づくりに役立てましょう!